Drobo 5DでTime Machineバックアップ
Droboは大容量だしThunderbolt接続でデータ転送も速いのでバックアップ用途に使いたくなるが、さすがに容量まるごとTime Machineで使うのはもったいない。
ということで、一部だけ(例えば2TB分だけ)Time Machineディスクとして割り当てるよう工夫する。たぶんDroboに限らず外付けHDD全般で可能。
以下手順。
(ソースはDrobo本家How-To: Using Time Machine with Direct-Attached (DAS) Drobos)
1. コンピュータ名を調べる
システム環境設定 > 共有
からコンピュータ名を見て、控えておく。
2. MACアドレスを調べる
システム環境設定 > ネットワーク
で右下の[詳細...]ボタンを押し、[ハードウェア]タブを選択。
本体のMACアドレスを控えておく。
より正確にはネットワークインタフェースen0のMACアドレスである必要があるので、ターミナルを起動して
$ ifconfig en0
を入力し、ether欄を見る方が間違いない。
3. Drobo内にsparsebundleファイルを作成する
DroboにTime Machineの保存先となるスパースバンドル ディスクイメージを作成する。
ディスクユーティリティを起動して、メニューバーから[新規] > [空のディスクイメージ...]を選択する。
作成ウィンドウがでるので、下方の項目欄を
- 名前: 適当に指定
- サイズ: Time Machineで使いたいサイズを指定(2TBとか)
- フォーマット: Mac OS 拡張(ジャーナリング)
- 暗号化: なし
- パーティション: 単一パーティション - Appleパーティションマップ
- イメージフォーマット: スパースバンドル・ディスクイメージ
とする。
次が一番大事なところ。
イメージファイルの名前が肝で、上記1,2で調べたコンピュータ名とMACアドレスをアンダーバーでつないで
コンピュータ名_MACアドレス.sparsebundle
とする。ただし、MACアドレスからはコロン(:)を除いておく。
例えば、
- コンピュータ名: computer
- MACアドレス: 12:34:56:78:9a:bc
なら
computer_123456789abc.sparsebundle
という名前にする。
最後、[作成]ボタンで作成。
作成されたらディスクユーティリティは終了して良い。
4. 作成したsparsebundleファイルのサイズ上限を固定
スパースバンドルディスクイメージは容量を自由に増やせるが、バックアップ用途には不便なので作成時に指定したサイズに上限を固定する。
Drobo内にできたsparsebundleファイルを右クリックして[パッケージの内容を表示]を選択する。
表示されたファイルのうち、info.bckupファイルとinfo.plistファイルに対して右クリックから[情報を見る]を選択(もしくはファイルを選んで⌘+I)する。
開いたファイル情報ウィンドウの一般情報欄にある[ロック]にチェックを入れる。
5. Time Machineバックアップを開始する
システム環境設定 > Time Machine
で[入]にスイッチをスライドする。
Time Machineに使用するディスクを訊ねられるので(訊かれない場合は[ディスクを選択...]ボタンを押す)、Droboディスクを選択する。
うまくいけば、sparsebundleファイルのファイル名が自動的に変更されて
コンピュータ名.sparsebundle
になる。
ファイル名が変わらず、backups.backupdbフォルダが作成されたら失敗なので上記3.からやりなおす。
だいたいコンピュータ名かMACアドレスが間違っているのが原因です。
以上。